長年のノウハウと確かな技術。
船舶内装ならではのこだわりのモノづくりを。
創業して100年以上の歴史を持つJOYSISには、
長年培ってきた製造・施工のノウハウと磨き抜かれた技術があります。
船舶内装を知り尽くしているからこそできる家具の作り方や家具の収め方。
作業一つひとつに妥協をゆるさないクラフトマンシップ。
そして、協力業者の職人さんとの連携を含めたスムーズな現場管理。
こうした強みを活かしながら、
こだわりのモノづくりに取り組んでいます。
製造
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芯組・プレス・加工
家具の部材として使われる芯材で骨組みを作る工程が芯組です。虫食い等を防ぐため、あらかじめ防虫処理を施している確かな芯材を使い、その芯材に表面材をノリで貼り付けてプレスし加工を行います。芯組の工程作業ごとに、製造スタッフが集まって確認・検証し、きっちりとした骨組みづくりを心がけています。
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組み立て
芯組した家具の材料を実際に組み立てる工程です。家具や船の仕様によって組み方が異なるため、ダボ組み、ほぞ組、相欠きなど仕様に応じて、設計図面通り着実に組み立てていきます。また、搬入の状況によっては、船内で家具を組み立てるケースもあり、材料をバラせることを前提した製品もあります。
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仕上げ
家具の塗装を行う工程です。塗装で大切なのは、木目の風合いを活かすこと。材料として用いる木材の特徴を理解し、その色合いの魅力を引き出せるように塗装を仕上げていきます。また、耐久性を考慮し、家具によってはウレタンコーティングを施す場合もあります。
施工
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施工の打ち合わせ
設計スタッフと工務スタッフが施工のスケジュールや体制について打ち合わせをします。工期に間に合うように細かな工程を組むとともに、設計スタッフからの留意点等を話し合い、現場の職人さんとの共有をはかります。また、船内はひずみ等により、図面の寸法と異なるケースもあるため、工務スタッフが船内を実際に訪問して採寸したものを図面に組み合わせ、より確かな施工工程へつなげていきます。
マーキン
設計図をもとに、鋼製の船室内部に下地材や家具の寸法、取付位置などを書き込みます。その後、木製の壁板などを取り付ける土台となる取付金具を溶接します。
防熱
海上では、夏の直射日光や冬の冷たい風などにより気温が激しく変化します。この過酷な環境と、人が暮らす空間とを隔てる壁や天井に断熱材を敷き詰めます。
DC(デッキコンポジション)
仕様に応じて甲板上に船舶用床材を施工します。甲板の保護、防錆性に優れ、断熱・遮音・吸音・防振にも効果があります。
根太組/壁・天井内張
マーキン作業の際に溶接した取付金具を、根太という、壁板などに取り付けるための下地材を取り付けます。その後、その下地材に、壁板、天井板の順に内張板を貼ります。
家具取付/仕上げ
当社にて製作した家具を搬入し、設計図に従って配置し固定します。その後、各種検査を受けて完成となります。